柳川について

筑後地方の主要都市の一つで、福岡県の南部、筑後地方の南西部に位置し、福岡市からは南に約50kmの距離に位置しています。市内を掘割が縦横に流れることから「水の都」「水郷 柳川」などと呼ばれ、筑後地方南西部における商業の中心地となっています。全国的には、うなぎのせいろ蒸し、掘割を使った川下り、文豪・北原白秋の生家、旧柳河藩主立花氏の別邸「御花」が有名です。この他にも干拓地を中心にい草、有明海での海苔の養殖、ムツゴロウなどでも知られています。

市域の中心部に旧柳河藩の城下町と西鉄柳川駅周辺からなる現在の市街地が形成されており、市街地を取り囲むように住宅地、及び農地が広がっています。西鉄柳川駅周辺は福岡市の郊外・ベッドタウンの様相で、城下町から発展した城内(しろうち)地区とは雰囲気が少々異なります。

hatagoのある「柳川商店街」は、柳川城跡から北西に位置しています。城下町ということもあり、近隣の町名や小路名には当時の名残を思わせる物がたくさんあります。

恵比寿町、本城町、城南町、城隅町、細工町、鍛冶屋町、糀屋町…。
鷹匠小路、弓小路、鉄砲小路、北長柄小路…。
細い路地も多く、お散歩に適した町です。

路地の側には掘割があり、昔は人々の生活に欠かせないものだったのだろうと想像できます。四季折々はもちろんのこと、一日の時間の流れの中でも様々な顔を見せる掘割の風景は、心の奥深くにしっかりと刻まれ、また帰って来たくなる場所になることでしょう。