お風呂のこと
今年ももう残すところ2ヶ月を切りました。
歳を重ねるたび、1年が短くなっていく心地です。
出来るだけ日々のことをブログに載せていこうと思っていたのに、1ヶ月に1回程度になっていて反省するばかり・・・。
毎日、頭の中ではブログの文章をあーだこーだ考えてはいるのですが、なかなか行動に移りません。
何事も習慣化するのは難しいものですね・・・。
さてさて、今回はhatagoのお風呂のことです。
プランニングの時から頭を悩ませていたことのひとつに、お風呂のことがあります。
hatagoには、普通の住宅のような浴室がひとつ、あります。
温泉旅館のように広いわけでもなく、他に併用して使えるシャワー室などがあるわけでもありません。
続き間を仕切って客室にしていることなどから、基本的には女子を対象に考えていましたので、
「女子=入浴時間、及び身支度の時間が長い」ですよね・・・。
しかも、夕食の提供はしておりませんので、外食から戻られてからの入浴となると、時間的にも重なってきます。
宿泊されるお客様の人数が少なかった為、今まではなんとかクリアしてきましたが、
先日、満室の折、予定通りに事が運ばず、お客様に大変なご迷惑をお掛けすることになってしまいました。
一組一組、お湯の入れ替えをしていたことも、遅れていった原因のひとつです。
ゆっくり過ごしていただきたい・・・という想いに反して、気持ちは焦るばかりで、なんとか解決策がないかと考えました。
そこで、先日ブログに書いたことによって思い出した、
アメリカのB&B:ホワイトハウスの「朝食時間を黒板に書き込む」・・・を真似しようかと思います。
チェックインの際、お風呂の時間を予約していただくことにしました。
19:00~、お一人様の入浴時間を30分とし、入浴後のドライヤーの使用などの身支度時間をプラス10分として、
合計40分で黒板に予約時間を記入していただきます。
お湯の入れ替えもしないことにしました。もともと、1組入浴される毎に浴槽の栓を抜く時も、
水、ガス、という大切な資源を無駄遣いしているようで心苦しかったのです。
浴槽の中のお湯に「ごめんなさい」と何度頭を下げたことか・・・(笑)
お湯の入れ替えをしないのは、そういった理由からですのでご了承ください。
そして、後に入浴する方のために浴槽の中のお湯をできるだけキレイに保つという努力もお願いいたします。
人を思いやる心、資源を大切にする心、もともと日本人が大切にしてきた「心のあり方」だと思います。
hatagoに泊まっていただくことで、そんなことを考えるきっかけになれば幸いです。
女将 かおる