思い描いた夢 その2
妄想を人に話すことは、ほとんどありません。
「バカじゃない?」と思われるのはイヤですし、話しているそばから恥ずかしくなるはずだからです。
でも、「ホテルのオーナーになる!」という妄想は、誰かに話したくてたまりませんでした。
たまたま友人の部屋に遊びに行くことになり、よく人の話を聞いてくれる彼女に話してしまいました。
彼女のその時の反応は、あまり覚えていません。
でも、調子に乗って喋りまくった記憶はあるので、きっと、黙って聞いてくれたのだと思います。
後から「とても楽しそうだった」と言われました。
また別の日、彼女の部屋に遊びに行くと、
「私、あなたの夢に乗っかるよ」・・・と言われました。
瞬間、何の話かわかりませんでした。彼女はとても慎重で、現実的な人だからです。
私の、妄想に近い夢に乗る???何を言っているんだ、この人は!!という感じです。
もう一人、この夢の話をしていた友人から、
「そんなのすぐにでも始められるでしょ?」と言われました。
当時、民泊が流行り始めていて、「やり方によっては、夢はすぐに叶う」と教えてくれたのです。
この2人に話したことで、妄想は現実の話に変換されていきました。
根本的な発想は変えず、実現できる方法は何なのか?
5年後にOPENさせる為に、今、私が出来ることは何なのか?
そんな風に考えるようになりました。
新築の輸入住宅で・・・ → 空き家を改装して・・・
プチホテルで・・・ → 簡易宿泊所で・・・
いつか戻りたいと思っていた故郷の柳川に場所を定め、
当時あった「空き家バンク」に登録することから始めました。
ここから、何かに導かれているかのように、次々といろいろなことが繋がって行くのです。
長くなるので、その3に続きます。
女将 かおる