「庭」というものに縁が無かったので、「庭のある生活」を楽しんでいます。

ガーデニングが趣味で「庭」が欲しかった・・・というわけではなく、付属していた「庭」です。

友人は庭のある家で育ったからか、当たり前のように庭木や草花、鳥の名前、手入れの仕方などに詳しいのです。

尊敬に値します。

予算の都合上、ほんのちょっとだけ木を植えた程度で特に手を入れなかったので、自然のままです・・・物は言いよう。

昨年はコロナの影響で春先から宿を閉めてインテリアの仕事に重点をおいていたので、ほぼ宿に居ることがなく、気が付けば庭はジャングルと化していました。

雑草はびこる庭を眺めて気付いたことがあります。

 

昨年と違う種類の草が多い・・・。

 

一昨年は、軽い熱中症になりながらも少しずつ草取りをしていました。

それでもツユクサの侵略のスピードが速くて、恐怖を感じたくらいです。連なって前進してくるのです！！

昨年はそのツユクサをほとんど見かけることなく、別のつる草が蔓延っていました。

同じ庭なのに、同じ庭ではない・・・変わりゆくものなのだと気づき、とても面白いものだと思いました。

 

この数日、晴と雨を繰り返し、草木の成長著しく、生命力の強さに圧倒されています。

枯れ果てて、寂しくなっていた庭に何やら粒々があるなぁと思っていたら、それはドクダミの芽で、

一昨年は隅の方にひっそりと咲いていたはずのドクダミは、今年は庭全体に広がっています。

ツユクサに続く恐怖です！！

ごめんねぇ～と引っこ抜きながら、その生命力から元気のエネルギーをもらっています。

ただの草取りなのに、なんだか元気になるんですよね・・・庭の、土の存在は有難いです。

 

同じ庭だけど、一昨年とも昨年とも違う・・・今年はどんな雑草が（笑）庭を占拠するのでしょう？！

ｈａｔａｇｏもそんな感じで、いい意味で変化のある宿でありたいと思います。

変わらないものと変わりゆくもの・・・とても楽しみですっ！！

 

女将　かおる