思い描いた夢 その8
不動産屋さんに紹介していただいた物件を、また友人達に見てもらいました。
屋根が一部壊れていることと2軒を繋げた部分で雨漏りがしていることで、
補修に結構な金額が掛かるだろうと言われました。
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改装工事は常に「どこまで手を付けるか?」で、金額が大きく変わるものです。
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前回の物件は賃貸でしたし、実際に話を進めることなく終わったので、
おおよその工事費以外の資金に関して、どのくらい必要なのかなど、わからないままでした。
今回は、既に不動産屋さんから物件の価格を聞かされていましたので、
工事費用が判れば、全体の予算がわかることになります。
友人に、ざっくりした金額でいいから予算組をして欲しいとお願いしました。
その物件が悩ましかったところは、下水道が整っていなかったことです。
浄化槽を設置しなければならず、
不特定多数の人達が使用するということになれば、費用がかさむ・・・と言われました。
市役所で下水道工事の予定がないかの確認をしましたが、
予定はあるものの未定と思ってほしいというニュアンスの説明を受けました。
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ちょうどその頃、商工会議所で申し込んでいた「創業セミナー」が開催されました。
週末の2日間を使ってのセミナーだったので、いい機会だからと思い、
柳川の宿泊施設に泊まることにしました。
実際に予約をしようと思い検索した時、愕然としました。
昔からある旅館では、週末のお一人様は受け入れてもらえないことを知ったからです。
しかも、プランは必ず夕食付きで(当たり前といえば当たり前・・・)、
ガッツリ「観光地の旅館」の金額でした。
そして、宿泊施設数が少ないこともあり、ほぼ選択肢がないのです。
柳川は、気軽に一人旅を楽しむような観光地ではないのだということを初めて知りました。
でも私は、女性が一人でも気軽に旅するのに、柳川はいい場所だと思っているのです。
しかも、そろそろ日本好きの海外の方が、東京、大阪、京都などの観光都市に飽きて、
地方に目を向け始める頃だろうと考えていたので、宿泊施設の選択肢は多いほうがいいと思っていました。
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結局セミナーの日は、ちょうどビジネスホテルの新装オープンと時期が重なっていたので、
そのビジネスホテルに泊まることにしました。
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この調子だと「その30」位まで行きそうで、少し怖くなっている
女将 かおる