宿を始めた頃、スリッパを履いたまま畳の上に上がる若い子がいて、びっくりしました。

海外の方ではありません。日本人です。

でも、理解もできます。

インテリアコーディネーターという仕事柄、

最近のマンションに和室がなくなってきている事を知っているからです。

例えあったとしても、分譲マンションなどの設計変更(プランの変更)時に、

和室をなくす選択をされる方も増えてきました。

ホームページを作成する時に、「おばあちゃんの家に泊まる感じ」という表現を使いましたが、

今の若い子達はきっと、おばあちゃんの家もマンションなのです!!

そういう私は、ずっと輸入住宅のコーディネートをメインにやってきましたし、

私自身も洋物のデザインが好きですので、

お客様に「和室は必要ですか?」と問うてきました。

何故ならば、和室はプラン上でも端の方に追いやられ、使うか使わないかわからない場所と化すからです。

ほとんどの方が、ご両親か、もしくは誰か泊まりに来た時の為に・・・と仰います。

もちろんそうですし、あるに越したことはないのですが、

普段使わない部屋に限られた面積を使いますか?・・・という問いなのです。

hatagoの客室は全て畳です。

今、久しぶりに畳と近い生活を始めて、改めて畳の良さを感じています。

座っていても、そのままごろんと横になれるのが良いですね!(そこっ?)

「もぉ〜、ずっとゴロゴロしてぇっ!起きなさい!!」という、母親の声が聞こえてきそうです。

・・・畳の拭き掃除に疲れて、ごろんとしてみましたので・・・笑

畳に座る・・・という感覚は、日本人の、遺伝子レベルで受け継がれていくものだと思っていましたが、

若い子達の反応を見ていると、そうではないのだと気付きました。

新しい物を受け容れる柔軟さと共に、日常生活の中での伝統文化の継承もとても大切なことだと感じています。

だからもっと、民放での時代劇の放送を増やして欲しいです・・・(そこっ?)

女将 かおる