思い描いた夢 その3

空き家バンクに登録した後、次に何が出来るだろう??と考えました。

どういう話し合いがあってそうなったのかは覚えていませんが、

私が泊まってみたいと思っていた宿に彼女と2人で宿泊することになりました。

佐賀県西松浦郡有田町にある「心月庵」という、古民家の町家を再生した1戸貸しのお宿です。

 

時は少しさかのぼって・・・。

別の友人と波佐見へ行った帰り道、秋の陶器市をやっていた有田に立ち寄りました。

その時、買い物をしたいという友人から離れ、ひとりでプラプラしていたら偶然見つけたのです。

そこにいらっしゃった女性から

「見学されませんか?」と声を掛けていただきました。

単純に、建築に関わる者としての興味で、拝見させていただくことにしました。

後々、この町家をイメージして自分が宿を造ることになるなんて、まだ思いも寄らない時の話です。

玄関は土間のままで、

脇にある工房では”ろくろ”の体験が出来るようになっていました。

昔は土間だったのだろうと想像できる台所や、

トイレ、浴室の水周りは和と洋が合わさったインテリアになっていて、

古いイメージは払拭されていました。

アンティーク家具が置いてある、元「茶の間」も素敵です。

トイレは脱衣室の中にあり、トイレ、浴室へ行くには一旦外に出て、

中庭に面した外部廊下を渡っていきます。

「昔の家」を体験することが出来て、楽しかったです。

寝室となる2階の客室がまた素敵なのです!!

家具、照明器具、建具など、細かいところまでデザイン、コーディネートされていて、本当に素敵で感激していると、

「宿泊できますよ」と教えていただきました。

宿泊できることを公にはされていないようで、いわゆる「知る人ぞ知る」お宿でした。

泊まれるものなら泊まってみたい!!

見学を終えて、友人と再び合流してからも興奮覚めやらず、一所懸命説明するも伝わらず、

いつか絶対、泊まりに来るぞ!!と心に決め、有田を後にしました。

まだまだ続きます。

 

女将 かおる