夢の原点 その2
数回訪れたその「WHITE HOUSE」という名前のB&Bで、印象に残っていることがいくつかあります。
ロビーに小さめの黒板が置いてあり、部屋名が記されていて、翌日の朝食の希望時間をチョークで記入する・・・という仕組みだったこと。なぜだか、それだけでワクワクしました。
お部屋のベッドの上にサイン入りで、「私たちがベッドメイキングをしました。素敵な時間をお過ごしください」と書かれたメッセージカードが置かれていたこと。
ベッドが天蓋付き(!)だったこと。
ベッドに上がるのに、小さな踏み台があったこと(高いんです)。
洗面ボウルのところに、花柄の小さな紙コップが置かれていたこと(当時は、白い紙コップしか見たことなかったので・・・)。
リビングルームには、いくつかの一人掛けのソファが対で置いてあり、会話を楽しむ人がいたり、読書をする人がいたり、それぞれが思い思いに時間を過ごしていたこと。
朝食は、豪邸らしい10人掛け位のなが~いダイニングテーブルに、アメリカ人だったり、ヨーロッパ人だったり、オーストラリア人だったり・・・違う国の人たちが会話を楽しんでいたこと。
最終日の朝、飛行機の搭乗時間の関係で出発時間が早すぎて朝食が取れない・・・とオーナーに告げると、
「サンドイッチを作ってあげようか??(笑顔)」と、翌朝ダイニングテーブルの上にサンドイッチが置いてあったこと。
朝のサンルーム(と思うくらい明るい部屋でした)で、オーナーがロッキングチェアーに座って新聞を読んでいたこと。
そもそも、インテリアや家具に感動するところから入るので、何もかもが素敵に思えただけかもしれません。
古いお家だったので、水周りとか、不便だと思うところもあったはずなのですが、そんなことは記憶に残ってはいないのです。
半分はセルフサービスなので変に気を使うこともなく、ホストもゲストもフレンドリーで居心地が良かった記憶しかありません。
至れり尽くせりの日本の旅館も好きですが、そんなフレンドリーな感じの「B&B」もいいな~と思ったのです。
女将・かおる